20150630

 -2015年6月30日-

毎度です。松田です。

ついに行ってきましたしまなみ海道!

何度かツアーにチャレンジするもなかなか天候に恵まれず出発できず
ようやくその日がやってきました! 日付はH27/6/30

ご存じの方も多いかと思いますが念のためにしまなみ海道のご紹介を・・・。

しまなみ海道とは広島の尾道から愛媛の今治を結ぶ海道で
全国で一番長い自転車専用道がある海道のことをいいます。

時刻は午前7時。自転車を積み込み、早速長居から高速道路に乗り広島に向かいます。
予定では車で現地到着まで片道3時間半の道のり。

車内ではしまなみ海道についての談話が始まっています。
みなさん思い思いのしまなみ海道のイメージがあるみたいです。

Aさん 「しまなみ海道って勾配めちゃくちゃきついんじゃないですか?」

Bさん 「全長75キロと短いんで観光気分で走れますね。」

Cさん 「とりあえず眠たいので寝ますね」

皆さんかなり自由度が高いです。(笑)

途中トイレ休憩がてらパーキングにも数回寄ったものの順調に距離を重ね
兵庫県を跨ぎ、岡山県を越え、ようやく広島県内に到着です。
高速道路の「福山西IC」を降り、下調べをしておいた駐車場へ一目散に向かいます。

やっぱりこの辺りは下見に行ったかいがありますね。
遠方まで行くと普段ならばパーキングを探すだけでも一苦労です。
24時間800円という激安のパーキングに車を止め、自転車を組み立てます。

組み立てが終わってサドルを跨ぐとみなさん一気にテンションが上がります。

Mさん 「ついに広島の地に愛車が足を踏み入れましたね!!」

早速尾道本通り商店街を抜けスタート!

しまなみ海道を横断するには色々な行き方があると思いますが
広島→愛媛方面に行くためにはまずは本島から向島(むかいしま)
に渡らなければならないのですが、色々調べたところ
向島まで行くには現地の渡し船を利用するのがベターということで
色々な渡し船がある中で僕は「尾道福本渡船」を選びました。

       

なぜここを選んだのかというと、ただ単に一番安かったからです。(笑)
船に自転車を積みこんで向島までなんとたったの70円・・・。

安すぎるでしょ(笑)
10分間隔くらいで往復しているらしく特に時刻表を調べる必要もなく大変便利です。

スタートしてまもなく福本渡船の乗り場に着き、みなさん思い思いに海を眺めながら黄昏ています。
そうこうしているうちに船が到着。本島から脱出します!!

BOOOOOOOOOOOOM-------------。

5分ほどで向島に到着。 ここからがスタートと言ってもいいでしょう。
ブルーラインに沿って出発します。

ここでブルーラインの説明をします!ブルーラインとはしまなみ海道を渡るうえで
かなり重要な役割をしており、JR尾道駅⇔JR今治駅までの車道の左側に
サイクリストが迷わずに走れるよう、推奨ルートとしてラインを引いてくれています。
これさえあれば初めてしまなみ海道を走る方でもなんの迷いもなくゴールまで到達できるのです。
すごいでしょ。確か淡路島、琵琶湖にもポツポツとあったような・・・。

まずは向島を走って目に飛び込んでくるのは左→川、右→学校。
のほほーーんって感じです。
ブルーラインに沿って走っていると最初はひと気も多少あったものの、
どんどん建物も少なくなり、ついには信号機もなくなってきました。
なんて走りやすい路面でしょう。 大阪市内とは正反対.。(笑)

ふらーっとのんびり走っているといきなり海が!
急に壮大な景色が広がります。
この日はあいにくの曇り空にもかかわらず、そこには絶景が広がっています。

走り始めてから3,40分、次の島、因島(いんのしま)への橋「因島大橋」が見えてきました!

       

読者Aさん 「本当にこんなとこを自転車で渡るんですか?てか渡れるんですか?」

そうお思いの方も多いと思いますがこれがなんと、渡るんです!
早速、橋を目指して走っていきます。
橋を渡るには車道を使うのではなくここも自転車道を走っていきます。

       

イメージとしては橋のふもとをらせん状に上っていく感じです。
橋を渡る手前には歩行者、自転車、バイク(125CC以下)の方が
それぞれ渡る道がありもちろん自転車道を選びます。

       

いよいよ橋を横断します!高所恐怖症の方はご注意を!

道の両サイドはもちろんフェンスでは覆ってあるものの、もちろん下は真っ青な海・・・。
すいません。いきなりこんな話になってしまって・・・。
いえいえ、もちろんそこには絶景が広がっていますよ!(笑)

5分ほどで橋を渡りきり、次の島、因島に入島。お楽しみの下り坂が待っています。
登りを登ればもちろん下りが待っています。当然ですよね。

森林トンネルを下り、一般道に合流し長い下り坂を爽快に走ります。
ちょっとした工業地帯を抜け、激坂を上り367号線に合流し
久々のコンビニ(ローソン)で一休みします。

       

隣りには食堂らしきお店があり色々なメニューが看板に書いてあり誘惑が・・・。
先はまだまだ長いため、食堂には長居せず15分ほど休憩をとり再出発!
ここからの道のりはずーっと地味な登り坂。ひたすらコギコギします。

農園と工場がひたすら立ち並んでいます。

ようやく上りも終わり、長い下り坂をすーっと下ります。
366号線に合流する手前、「万田酵素」という大きな看板が。

皆さんご存知でしょうか? CMなどでよくやっている健康食品の「万田酵素プラス温」。
どうやら本社がここ因島にあるみたいです。
因島へお立ち寄りの際は是非「万田発酵」まで。(笑)

海沿いを走り少し活気のある街並みを走ります。
317号線に合流し、民家と民家の間にいきなり次への橋までのルートがでてきます。
またまた登り坂を上ります。

と、中学生が徒歩で下校中ではありませんか!!

「一体どこから歩いてきているんだね君たちは・・・。(笑)」

かるく距離を見積もっても次の島までは最低3キロくらいはあるような・・・。

この登り坂には個人的に好きな撮影スポットがあり、途中少し拓けた休憩所があります。
ここから橋をバックにマイチャリと一緒に記念撮影なんて最高じゃありませんか?
その様子がこちら。

       

どうですか。この絵にかいたような絶景。
当分この写真はスマホの待ち受け画像にします。(笑)

撮影も終わり少し上ると次の島への橋「生口橋」を渡り生口島(いくちじま)へ。
この島はしまなみ海道の島のなかでも一番好きな島なんです。
ほとんど海沿いで信号も少ししかないため、ストレスフリーでひたすら絶景のみが広がります。

ぼちぼち海沿いを少し走っていると「ドルチェ」という大きな看板が。
どうやらジェラート屋さんみたいでお店の前にはテラスもあり、
海を眺めながらジェラートを食べれるみたいです。
他にも露店が数件並び、駐車場も広いため、トイレ休憩にもおすすめです。

小休憩を終え、再出発!

先ほどからひたすら81号線を走っているのですがここからは景色が一遍、沖縄っぽくヤシの木がいっぱい!
島の後半部分になるとサンセットビーチが現れ、
ヤシの木も建っていてリゾート感満載のサイクリングロードになります。

レモン畑を抜け、「平山郁夫美術館」をすぎ、またまた海岸線を走り、次の橋への登り坂です。
ここの橋への上りは結構きついです・・・。

登りを上っていると海、レモン畑がサイドに広がります。
そんな景色よりやたらと登りが長い!坂が蛇行するように上まで伸びています。

15分ほど登りようやく橋の頂上が見えてきました。
レモンの椅子があるので一服します。

       

ここも絶景ですね。休憩所からは島の連なりがよーく見えます。

休憩もそこそこにし、次の島、大三島(おおみしま)への橋「多田羅大橋」を渡り長い下り坂を走ります。
下りの途中、いきなり軍用ヘリ的なものが停まっているのですがあれ一体何なのでしょうか?
ご存知の方がいましたらカム・オン(松田)までご連絡いただければと思います。

坂を下り終え、「道の駅 多田羅しまなみ公園」に着き、かるく昼休憩をとります。

道の駅なので現地の特産品はもちろん、ランチ、テイクアウトメニューなど色々あります。
道の駅の建物の真裏には「サイクリストの聖地」という石碑が建っており
ここからの多田羅大橋のビューは絶景です!
皆さん是非ご覧あれ!

       

あまりご飯を食べすぎるとあとあと走れないので僕は軽食にし、みかんから揚げとノンアルコールビール!

       

くーーーー染みますなーー!! 絶景と、このほろ苦い炭酸とから揚げ! 最高です!

とはいってもみかんをそのまま揚げてあるんではないですよ? みかん風味のから揚げですよ?(笑)
軽食とはいえランチなのでみんな揃って食べると思いきやみなバラバラの場所でご飯を食べることに(笑)

みなさん1人になりたかったんですね・・・。ゲソのから揚げもお勧めです!
施設内にはしっかりしたお店もあり、幻の高級魚「マハタ」という魚が大々的に取り上げられていました。
大富豪の方はゆっくり高級ランチをお楽しみください。

30分ほど休憩をし、再出発!

大三島から伯方島(はかたじま)まではサイクリングロードがとても短く、ほんの30分ほどで走り切れます。

またまた次の橋までの勾配がやってきました。
ここの橋までの上りは今までと違い森の中を走るといった感じでしょうか。
うぐいすなどの野鳥のさえずりが心身ともに癒してくれます。

次の橋「大三島橋」を渡ります。

と,ここで嫌な予感が的中!! 天気がもちそうかと思っていたのも束の間・・・。
とうとう雨が降ってきました。 いや、降ってきやがりました.

橋からの絶景が見るも無残に小雨の中に消えていきます。

雨は留まることを知らず、どんどんと強くなります。
みなさん、カッパを来たりリュックにレインカバーを被せたり。
靴にビニール袋を輪ゴムで巻きつけたり?(笑)

ここからはすいませんがみなさんにお話しできるようなネタがほとんどありません。(笑)
何せここからは普通に雨が降っている状態で
写真撮影、観光など全くしている余裕がありませんでした。(泣)

伯方島に入り間もなくすると「伯方ビーチ」が出現します。
もちろん海は大荒れです。
自転車を停めることなく全員ひたすら無言で走ります。
だって口元がボトボトに滴っているんですもの。

そうこうしているうちに「伯方・大島大橋」を渡りきり、最後の島「大島」を走ります。
島の名前の通り、おそらくしまなみ海道の中では一番大きな島かと思います。

海沿いをひたすら走ります。

途中「まっちゃん」という焼肉屋?が右手に見え親近感を覚えます。
海沿いもそこそこにし、最後のトリデ、自称「心臓破りの坂」に挑みます。
丁度右手に「大島北IC」の出入口があり、ここからいきなり急勾配が続きます。

追記 {みなさま、雨は降り続いておりますので雨が降っている中の急勾配を思い浮かべてください}

はい、ゾっとしますねーー、心が折れてUターンしそうですねーー。 (映画解説者の淀川さん風)

ここは本島を離れた孤島。そんなわけにはいきません。
まだまだ無言で登り続けます。

心臓破りの坂を越え、長い下りを下ります。
この辺りからは雨粒が次第に大きくなり、レインウェアもバチバチと音が鳴っています。
まあひとつ良いことを言うとしたら、かなり涼しかった(寒かった?)です。(笑)
夏場にはもってこいの涼を楽しんだ感じですかね。

その後もう一山を越え、ついに「来島(くるしま)海峡大橋」が出現します。

でけーーーーーー!!!

みなさんそう思ったことでしょう。 まるでハリウッド映画に出てくるような橋の大きさです。
世界初の3連吊り橋らしく全長はなんと4105m!4キロですよ4キロ!
直線距離にしたら長居→天王寺まで行ける距離ですよ!

道の駅「よしうみいきいき館」をスルーし、最後のらせん道路を登ります。
道の駅の隣りに遊覧船チケット売り場らしきものがあったので
サイクリング途中の晴れた日に時間があれば海の上から
来島海峡大橋を見てもきれいかもしれないですね。

らせん道路を走っていると、どんどん、この橋の壮大さが伝わってきます。

       

10分ほど登り、橋を渡ります。

今回のツアーはあいにくの雨だったため写真が撮れていないので
絶景写真がないですが唯一の写真がこちら!

       

地面がテカテカに光っているのがお分かりでしょうか(笑)

晴れていれば背景には真っ青な海と新緑が映える島が写ることでしょう!

20分ほどで橋を渡り、長ーーいらせん道路を下り、今回のしまなみ海道ツアーは閉幕します。

大体のサイクリストの方は愛媛まで渡りきったところのすぐそばにある
「サンライズ糸川」というサイクリスト向けの宿泊施設に泊まるかと思うのですが
カム・オンサイクリングツアーはサイクリング後の晩餐も欠かせないため、
愛媛県今治市の中心地まで走ります。
橋を渡り愛媛に入って約5キロほどで中心地まで到着です。

今回の宿泊先はビジネス旅館「笑福」にお邪魔することに。
http://www.oideya.gr.jp/ryokan/businessryokansyofuku/
素泊まり1泊1人3,400円!!

そうなんです! 激安なんです! 旅館の方も親切にしてくださって自転車まで保管していただいて・・・。

あざーーーす!

お風呂にテレビにお布団、コインランドリーまで・・・。男だけの旅にはこれで十分です。
女性のお客さんもいらっしゃったみたいですが旅館でゆっくり過ごされたい方は
もう少し旅館を探してみることをお勧めします。

まず旅館について何をするかといいますと、そう。お風呂に入りますよね。
だって服ビショビショの靴グショグショなんですもの。

ジャリジャリの靴下を脱ぎお風呂へGO----!

\(~o~)/

入浴中はもう極楽でした。顔文字の目のような感じで体がふやけてしまいました。(笑)

お風呂もそこそこに、次の目的地に向かいます!

読者Bさん
「なに!?しまなみ海道を走破したのにまだ次の目的地があるのか?!」

そうなんです。まだまだ目的地はあるので次に進みます。
次の目的地はもちろん酒場ですよね。
サイクリングの後の生ビール。 こんな贅沢ありますか。(笑)

愛媛県の今治市といえば有名なのが「焼き鳥」らしいです。
お客様で愛媛出身の方もおっしゃってましたし、TV番組「秘密のケンミンショー」でもやってましたもんね。
ということで今回お邪魔する焼き鳥屋はこちら

       

やきとり「山鳥(さんちょう)」です。http://sanchou.com/

旅館からの道のりは大体徒歩10分程度。
今治の商店街を抜けた通りを少し南下するとお店があります。

しとしと雨が降る中、早速店内へ。
かなりアットホームな感じの店内です。 ご家族で経営されているのでしょうか。

座敷に案内されまずは
「お飲物どうされますかーー。」

決まってますよね! 「とりあえず生で!」

生ビール4つとウーロン茶1つを頼みます。

「おつかれしたーー!!」ってことで乾杯!

あーうます。 なんでサイクリング後のビールはこんなにおいしいんでしょうか。
しかも今回はびしょ濡れになってしかもお風呂に入った後なのでより一層おいしく感じます。

とりあえず今治名物の焼き鳥を頼んでいきます。
サイクリング談話をしていると早くも注文品が届きます。

          

       

どうですかこのおいしそうな鳥料理の数々!!
画像ではなかなか伝わりにくいですが唐揚げ(現地ではザンギと呼ぶみたい)が馬鹿でかい!!
また味付けも絶妙!そしてあっさりカラッと揚げてある!もうたまりません!!
また焼き鳥は今治では串に刺さず直接焼くみたいなのでとても食べやすいです。

鳥刺しは言うまでもなく新鮮です。
なんの臭みもなく、たまり醤油、梅肉、ごま油にちょい塩付でいただきます。
他にもねぎま、出し巻、ピーマンの肉詰め、etc

どれを食べても絶品です!
ここまで当たりメニューばかりのお店も珍しいんではないでしょうか。
ぜひ大阪にも出店していただきたい・・・。(笑)

山鳥さんのHPを見ていると通販もあるらしい。
んーー、ちょっと真剣に注文するか検討してみよう。

できればまた現地に行って食べたいものだが・・・。
秋のしまなみ海道ツアーも考えてみよう。

あっ!言うのを忘れてました。ビール好きの方に朗報です。
このお店では大ジョッキが存在しますので酒豪の方にはたまりませんよ。(笑)
入店してから大体2時間位、大ジョッキを約5杯くらい飲んだでしょうか。 ←記憶が定かではない。

お会計をします。

店員さん
「少々お待ちください」

しばらくすると本日の飲食代金の合計金額が・・・。
なんと5人で散々飲み食いして1万7千円!!!

衝撃のプライスです!
大阪で同じレベルでご飯に行けばおそらく3万はいったであろう。

ありがとう今治。 そしてありがとう山鳥。

お店を出てからは個々に自由時間ということで旅館に帰る方もいれば、2件目に向かう方もいれば・・・。


と、次の瞬間・・・。
時刻は午前7時、ふかふかの布団の中からゴソっと起き上がります。

昨日の夜はよくあそびましたねーーー。 だって瞬間移動するんですもの。

窓を開けると雨もそろそろ止みそうな予感。
スマホの天気予報も午前10時からは晴れマーク。
2日目は何とか天気は持ち直しそうです。

みなさん続々と起床し、身支度をし、グショグショになった靴に履き替え午前9時にチェックアウト!

笑福さんお世話になりました。 こんなにびしょ濡れで泥だらけになった僕たちを
暖かく受け入れてくれてありがとう。 絶対にまた利用させていただきます。

2日目の目的地はと言いますとまだ皆さんお土産も何も買ってないので

道の駅「今治湯ノ浦温泉」でお買い物をすることに。http://st-yunoura.com/

読者Cさん
「場所調べたら結構旅館から距離ありますやん!」

そうなんです、近場で買い物をすればいいものの、皆さんまだ走り足りないみたいなので
片道10キロちょいの道のりを走ります。

まだ朝も早い時間なので手軽に近くのコンビニ(ファミマ)で朝食をとります。
飲んだ次の日の麺類ってなんでこんなにおいしいのでしょうか。(笑)
「どん兵衛きつね」の大盛りを一気にたいらげます。

10分ほどで朝食を済ませ、休む間もなく目的地まで出発!

今治の観光スポット「今治城」を横目に産業道路を走り38線に合流→196合流→目的地
といったような感じのルートにまります。

みなさん本当にタフな方ばかりです。誰一人として「疲れた」というワードを口にしません。
さすがサイクリスト!

特に高低差もない平凡な道をひたすら漕ぎます。

30分ほど走ると目的地に到着。
皆さんここからは自由行動です。
お土産を買う方、休憩されている方、トイレに行かれた方。
ここの道の駅の名物は温泉!?ではなく温泉の源泉の蒸気がでている「モニュメント」。

んーーー、お土産購入とトイレ休憩って感じでいいですかね。(笑)
個人的には中の売店で売っているマリンソフトがおいしかったです。

       

30分ほどで皆さん集合し、帰路へ向かいます。
ここからは来た道を戻らず、サイクリングコースを走ります。
道の駅の目の前の信号機を挟んだ向かいにすごく急勾配の坂があり、そこを進んでいきます。

みなさん勾配を目の前に苦笑いされています。
早速登ってみることに。
とてもじゃありませんがロードバイクでは座り漕ぎは不可能です。

2.3分で登りは終わり、なだらかな下り坂に。
テーマパークっぽい公園を駆け抜け、お洒落なホテルを横目に坂を下り終わると
そこは海岸線道路がひたすらまっすぐ伸びています。
車通りもほとんどなく往路とは全く別世界の景色が広がります。

       

森、海、古い家屋がポツポツといったような感じですかね。
古民家も何か沖縄の雰囲気が漂っていてすごく雰囲気がいいです。
15キロくらいのスピードでゆっくりポタリング(スピードもほどほどに走ること)するのがおすすめです。

しばらく走っていると川に突き当たるので川沿いを走り、再び海沿いのルートへ。

先ほどとは打って変わって集落を抜け、港を通過します。
ここでいきなり松林が現れます!まさにサイクリングロードといった感じです。
琵琶湖の東側のサイクリングロードを思い出します。(笑)

ここから海側はビーチになり、途中いきなり開けたところが現れ、ビーチで小休憩をとることに。

「唐子浜(からこはま)海水浴場」というらしく、天気が良かったため遠くの方には
来島海峡大橋と大島がはっきりと見えます。
「自転車ですごいところを走ってきたんだなー」そんな感じに思えました。

時期的には海水浴客がいてもいい頃かとは思うのですがプライベートビーチ感満載で
かなりリラックスできました。
海も入江の為、かなり波が穏やかです。

       

ここでバーベキューなんかしたらもう最高でしょうね。夜は星もきれいかと・・・。

20分ほど休憩し、サイクリングロードに戻り走り出します。

       

そろそろサイクリングロードともお別れ、本線(38号線)に合流します。
30分ほど走り時刻午後0時、最終目的地の今治城に到着です。
しまなみ海道について調べるまで僕はこのお城のことを知らなかったんですが

みなさんご存じでしたか?このお城、現物を見るとかなり規模が大きく
お堀もなかなか大きいので是非ごらんあれ。帰路のバスの時刻まで
だいぶと時間があるためお城の中に入ってみることに。

       

どうですかこの大迫力。ここからは自由時間にし、僕はせっかくなので
チケットを買ってお城を登ってみることに。

階段を6階ほど登り天守閣へ。
サイクリング途中の階段の上り下りに、膝が悲鳴をあげます。(笑)

          

今治市内、しまなみ海道を一望できます。
お城内部には当時の色々な資料が展示されてあり、
中でも甲冑(かっちゅう)、刀などがかなり迫力があり見どころ満載です。
しまなみ海道に行かれた方は是非足を運んでみてください。

一回のトイレ内部に当時のまま残されている城壁も一部ありますので
こちろらも見どころになってます。

時刻は午後1時過ぎ。
お城も堪能し、バス停まで10分ほど走ります。

読者Dさん
「さっきからバス停とか連呼してるけど自転車どないすんの?」

そう思っている方も多いかと思います。

というか、しまなみ海道に行くことを迷っている多くの方が
往復を走らないといけないと思っていることでしょう。

「しまなみサイクルエクスプレス」http://onomichibus.jp/cycle-exp/

こちらですべて問題が解決します!

なんと!!バスに自転車を積み込めるではありませんか!!

僕もしまなみ海道について調べるまで全然こちらのバスの存在を知りませんでしたが
これはめちゃ使えます!
輪行袋(自転車を収納して持ち運べる袋)に入れて電車等で
行くのもひとつ方法としてありますが、さすがにしまなみ海道に電車は走っていません。
ここで、このバスが超有効活用できるのではありませんか!

そうこうしているうちにバス停に到着し、バスが来るまで小休憩。

と、ここでトラブルが!
メンバーの一人Uさんがバス停に着くなりパンクしているではありませんか!

サイクリングメンバー
「えらいタイミングよくここでパンクしましたねー(笑)」

バスが来るまで時間も結構あるので急遽カムオンチューブ交換講座を開くことに。
サイクリング(特にロングライド)ではトラブルがつきもの。
皆さんも是非ツールセット、チューブ、携帯ポンプ、このくらいは持っていてください。
いざ出先でトラブルが起きてもこれで一安心。
(チューブをもう1本、タイヤも1本持っていくのが個人的にはおすすめ)

Uさんは備品は揃っているが肝心の作業はしたことがないという・・・。
これは是非実践していただきたい! ということでご本人さんに作業してもらうことに。

15分ほどで作業が終わり、ちょうどバスが到着。
自転車をバスに乗せるときは前輪を外すこととなっているのでみなさんスタンバイ。

とここで女性が前輪を外せず困っているではありませんか!
ここぞとばかりにでしゃばり前輪を外してあげます。(笑)

みなさん、ご自宅を出発する前に一度クイックレリーズ(スポーツ車の前輪を外す時の芯棒)の
脱着方法を練習しておきましょう。

5分ほどで積み込みが終わり、積み込み後の様子がこちら。

       

バスの運転手さんが慣れた手つきで積み込んでくれます。

さようなら今治。 そしてさようならしまなみ海道。

午後1時58分。
しまなみサイクルエクスプレスがJR今治駅前を出発します。

ここからバスの終点の広島県JR尾道駅前までは約1時間半。
しまなみ海道の高速道路をバスで揺られながらゆっくり2日間の思い出に浸ります。
自転車で1日がかりで走ったしまなみ海道がものすごいスピードで車窓を駆け抜けていきます。

僕は帰りの車の運転があるので車内で一休み。
みなさん思い思いに車窓を眺めています。

午後3時半、尾道駅に到着。 会計を済まし、自転車を組み立てていきます。

実はまだ誰一人として昼食をとっていないのです。
なぜならば、尾道名物「尾道ラーメン」を食べるために!!

早速下調べをしていたお店、尾道ラーメン「壱番館」へゴー!http://www.f-ichibankan.com/
尾道駅から海沿いを東に5分ほど走り、到着です。

       

自転車を留め、早速店内に入ります。

       

店内はラーメン屋らしからぬ、清潔感あふれる喫茶店をイメージさせます。
腹ペコな僕たちはすぐさま注文することに。

みなさんよっぽどお腹が空いていたのでしょう、1,2分ほどでメニューが決まります。

5分ほどすると早速注文品が届きます。
僕が頼んだのはこちら!!

       

人気ナンバーワンラーメンの尾道角煮ラーメン、チャーシューミニ丼、メンマ別皿

読者Eさん
「こいつどんだけ頼むねん!大食いか!」

いやいや朝コンビニに行ってからアイスクリーム以外食べてないんでいいではないですか。(笑)

早速ガッつきます!!!!!!

   

超絶においしいではありませんか!!

ラーメンの麺はちょい固めの細麺、スープはあっさり、
豚の角煮はトロトロ絶品、細切りのネギがアクセント。
続いてチャーシュー丼。チャーシューバリウマ、約5口ほどで完食。
メンマは安定した味。(僕すごくメンマが好きなんです。しかも別皿で注文するのが。)

10分ほどで完食。 あーーあっという間でした。

お持ち帰りラーメンもあるのでぜひお土産にお勧めです!

腹ごしらえを終え、2日間のメニューを終了した僕たちは自転車を積み込み帰路につきます。

今回のアクティビティーの報告

"距離101.96 km、平均速度18.3 km、消費カロリー2,337 C、総走行時間5:33:54時間、標高差557 m
"

距離に関しては1日目が約75qで2日目が約25q。
平均速度は18qとゆっくり。
まさに観光重視のポタリング。

消費カロリーはおそらく1日目の晩餐と、ラーメン一式でトントン。 または大幅ーにオーバー。(笑)
走行時間、標高差ともに特に無茶なコースではなかったかと思います。

今回のツアーは今までになく車を活用し、片道3時間半(約280q)という距離を走り
しまなみ海道にやってきたわけですが・・・。
やっぱり遠出はいいですね。観るものすべてが新しい。
5人で行ったということも大きな思い出の一つになりました。

自転車で走行中、特に何も会話をしていないのに景色、空気を共有できる絶妙な空気感。
下見に行っているとはいえ、やはり同じルートでも違った景色に思えます。
1人でのサイクリングの楽しさ、また数人で行くサイクリングの楽しさ、大人数で行くサイクリングの楽しさ。
みんな違ってみんないい。 (どこかで聞いたことのあるフレーズ(笑))そんな風に思います。

これから絶好のサイクリングシーズンの「秋」がやってきます。

食慾の秋、読書の秋、サイクリングの秋。そんな感じでしょうか。
みなさんも時間があればぜひサイクリングに出かけてみてはいかがでしょうか。
きっと日常生活では味わえない素晴らしい何かが見えてくることでしょう。

ではまたどこかのサイクリングスポットでお会いしましょう。







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